獺祭になる山田錦

山田錦へのこだわり

獺祭という酒を一言で説明するならば、「山田錦だけで造る純米大吟醸酒」。山田錦は、最高品質の酒米として知られ、別名「酒米の帝王」と呼ばれるほど。食用米とは異なる大きな粒が特徴です。ただ、その特徴である粒の大きさから、稲穂が重さに耐えられないため倒れやすく、栽培が非常に難しいとされています。旭酒造では、これまで、さまざまな酒米を使ってきましたが、その優秀性から山田錦しか使わない酒造りにたどり着いたのです。

山田錦

当時の会長 桜井の思いが綴られた蔵元日記がご覧いただけます。

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2008年7月11日配信  蔵元日記【村米】

2008年8月16日配信 蔵元日記【酒米】

 

 

生産地域

「村米」という言葉があります。兵庫の山田錦の産地が村ごとに特定の酒蔵と契約を結び、その村で栽培される山田錦は全てその酒蔵が引き受け、その代わり山田錦の品質に対する酒蔵からの要望を直接受け止めて改善していくというものです。

旭酒造では、21 府県 細分化するともう少し増えますが約560戸の村米契約農家から山田錦を年間約 9,000トン(山田錦の全国生産量の約30%)購入しております。

山田錦生産地域

※獺祭の山田錦生産地: 福島県、栃木県、茨城県、静岡県、新潟県、富山県、三重県、滋賀県、奈良県、京都府、兵庫県、岡山県、鳥取県、島根県、広島県、山口県、徳島県、佐賀県、福岡県、大分県、熊本県

 

現在では、この様な多くの地域の農家さんが獺祭の酒米を作って頂いております。

しかし今では多くの皆様が想像も出来ない様な山田錦の不足によりお酒の製造が出来ないという状況がありました。

 

当時の会長 桜井の思いが綴られた蔵元日記がご覧いただけます。

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2014年3月7日配信 蔵元日記【兵庫県産山田錦】

2014年10月15日配信 蔵元日記【出る杭】

2015年2月6日配信 蔵元日記【山田錦今年度生産量】

農家さん

 

農家とのフェアトレード

「山田錦を使うのだから、少ない生産量で獺祭を高く売ったらいいじゃないか」、きっとそう思われる方もいらっしゃることでしょう。しかし、私たちの想いは高く売ることではありません。「美味しい酒を、飲みたいと思ってくださる方のもとに届けたい」。私たちはそんな想いで獺祭を世に送り出しているのです。ただし、生産し続けるためには、山田錦を安定的に確保しなければなりません。山田錦がどれだけ手に入るかで、生産量は決まってしまいます。そこで私たちは、「山田錦を栽培してくれれば、適切な価格で安定的に買わせてもらいます」と米作り農家のみなさんにお約束しました。酒蔵と地域を結ぶ「村米契約」です。

長く続いた減反政策の結果、米は作りたくても作れない状況になっています。私たちができることは、獺祭を世界中の方に味わっていただくこと。世界で獺祭の魅力が理解されれば、さらに多くの日本酒が求められ、より多くの山田錦(酒米)の栽培が必要となります。世界に誇る日本の酒である日本酒の原料を増していくために山田錦をもっと生産していくことを考えました。私たちがそんな状況を作ることで、米栽培の制度が変わり、もっと多くの農家さんが希望をもって米作りに携われるようになる・・・。山田錦しか使わない獺祭が、やがては日本の農業の再興につながると思っています。

農家さんの手


最高を超える山田錦プロジェクト

村米契約の中、農家とタッグを組んで今まで取り組んできましたが30万台後半だった山田錦生産量を60万表台まで押し上げましたが、そんな過程を通して実は、ずっと日本の米作りに関して不安を抱いてきました。こんな状況の中で本当に農業っていいのだろうか?次世代の若者が農業に魅力をかんじるだろうか?

そういった想いから2019年に始動した「最高を超える山田錦プロジェクト」
1位には、山田錦の通常価格の25倍である1俵50万 50俵で総額2,500万で買おうと取組みが始まりました。
※2020年の第2回から1位には60俵で総額3,000万で買い取らせて頂く事になりました。

コンテストを開催することで、生産者さんが自分の仕事に夢と誇りを持つ手助けになることを願っています。

2019年 優勝 栃木県 山田錦栽培研究所 坂内 義信さん

2020年 優勝 福岡県 ウィング甘木   北嶋 将治さん

2021年 優勝 岡山県 高田農産     高田 正人さん

 

当時の会長 桜井の思いが綴られた蔵元日記がご覧いただけます。

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2019年03月16日配信 蔵元日記【一位は2500万円】

2020年01月28日配信 蔵元日記【山田錦プロジェクト結果報告】

2020年11月16日配信 蔵元日記【サザビーズ結果】

2021年12月27日配信 蔵元日記【最高を超える山田錦コンテスト】

 

最高を超える獺祭を目指して

2019年のグランプリ米で醸したお酒はサザビーズオークションにて720mlボトルが1本84万円で落札されました。

和食の浸透とともに日本酒の注目度が徐々に上がってきてはいるものの、日本酒を世界にきちんと認めさせるために、ワインを含めた他のアルコールとの文化戦争を乗り越えて行く必要があります。旭酒造は最高の獺祭を造ることで、世界の日本酒の価値を高め、知らしめようとしています。

獺祭なりの方法で山田錦生産者と日本酒の未来を創っていくため、私たちは挑戦を続けます。

サザビーズオークション風景

beyond the beyond